発泡酒と第三のビールには、遺伝子組み換えトウモロコシが使われている

2015年11月9日。
我々ビール党には衝撃の事実が駆け巡りました。
それが、発泡酒と第三のビールには、遺伝子組み換えトウモロコシが使われているという事実。

しかも、アサヒ、キリン、サントリー、サッポロ、大手四社すべてが行っているというのです。
以下は、毎日新聞の記事です。


ビール類のうち「発泡酒」や「新ジャンル」(いわゆる第3のビール)にも遺伝子組み換えトウモロコシ由来の原料(液糖)が使われるようになってきた。この原料は国の安全審査を通っている。組み換え作物由来の液糖は既に清涼飲料水に使われ、使用対象が拡大した形だ。製造過程で組み換え作物の遺伝子が残らないため表示義務はない。ただ消費者団体は組み換え作物由来で表示義務のない商品でも「消費者が選択できる表示ルール」を求めている。

4社ともこれまでは非組み換えトウモロコシ由来のコーンスターチからできた液糖を使っていたが、発泡酒と新ジャンルでは、不分別に切り替えていた。その時期について、サントリーは「今年2月製造分から」、アサヒは「3月から」、キリンは「今年に入って順次」。サッポロは時期を明らかにしていない。

http://mainichi.jp/select/news/20151110k0000m040027000c.html


発泡酒と第三のビールではない、ビールは問題ないようです。
スーパードライはコーンスターチなどトウモロコシ由来の製品を使っているので、どきっとしましたが。

麦芽100%系のほうが安全ということかもしれませんね。



理由をさがしたところ、WBSのサイトに以下のような情報を見つけました。

発泡酒と第3のビールに使う糖類についてアサヒ・キリン・サントリーの大手ビール3社が今年からこの糖類の原料となるトウモロコシを遺伝子組み換えに切り替えていたことが分かりました。キリンは「調達環境が厳しい中で、客に安定して商品を届けるため」サントリーは「長期的に原料を確保するため」、アサヒは「安定調達のため」などと供給面の不安を理由に挙げています。一方でアメリカでは非遺伝子組み換えの食品が広がっています。NPO団体が独自のラベルをつくり、様々な商品が採用しています。この4年でアメリカの非遺伝子組み換え食品市場は7倍以上に拡大しています。日本コーンスターチはクラクソングレインというアメリカの会社と提携して、現地の農家から直接、非遺伝子組み換えトウモロコシを仕入れています。来年の仕入れ価格は4年前よりも、3割以上安くなりました。

http://txbiz.tv-tokyo.co.jp/wbs/feature/post_102552/



安定調達ということですが、コスト面が大きいように思えます。



遺伝子組み換え反対の姿勢を取るサイトで、ビール大手各社に大してコーンスターチに対して今後、遺伝子組み換えを使い続けるかという質問をしたサイトを見つけました。

コーンスターチに関する公開質問状への回答


これをみると、スーパードライなどに入っているコーンスターチは、非遺伝子組み換え原料を継続して使うようですが、発泡酒や第三のビールは現行の方針を続けるようですね。


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